- UPDATE
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2024.08.05イベントCO2排出量可視化ツール「EventGX」を提供開始しました2023.02.06サステなイベントガイドラインを公開しました
TOWは、
持続可能な社会の実現のために
環境に配慮した
イベント実施の指針
「サステなイベントガイドライン」を策定しました。
多くの人やモノが移動し、
多くの資源が消費されるイベント。
TOWグループは、
イベント制作の過程における環境負荷を点検し、
各フェーズ毎に最適な環境負荷を
低減できるアクションが起こせる
ガイドラインを策定しました。
各イベントの規模・内容・目的や
イベント主催者の要請に応じて、
最適なアクションプランを迅速かつ
スピーディーにプロデュースしていきます。
イベントCO2排出量可視化ツール
EventGXは、イベントにおける
CO2排出量の算定対象範囲において、
イベントの企画段階から
実施後までのCO2排出量を算定し、
レポートすることが可能な
クラウドツールです。
利用イメージ
- 01.
- TOWがプロデュースしたイベントのCO2排出量をEventGXを活用して算出。
- 02.
- イベント主催者にCO2排出量レポートを提供し、イベントにおけるCO2排出量を把握。
- 03.
- サステなイベントガイドラインを活用してイベントの環境負荷を低減する最適なアクションやソリューションをTOWから提案・実装。
※目的によって順番が前後する場合がございます。
ツールの特徴
- 特長1
- 多様なイベントのCO2排出量の算出に対応
街頭イベント・ポップアップショップ・記者発表会・カンファレンス・展示会など多様なイベントに対応可能。
- 特長2
- イベントCO2排出量レポートを提供
イベントのCO2排出項目を各原単位と紐づけを行った上、独自の算出フローをオンライン上に構築したことで、算出に掛かる負荷を大幅に低減。イベント毎のCO2排出量を容易にレポートすることが可能。
- 特長3
- イベントCO2排出量の事前予測や環境負荷低減アクション・ソリューションを提供
イベントの構想段階でも想定されるCO2排出量を算出することが可能。
また、当社グループの「サステなイベントガイドライン」に基づき、最適な環境負荷を低減するアクションやソリューションを提供可能。
EventGXにおけるCO2
排出量レポート項目
(単位t-CO2)
EventGXの
仕組みについて
本EventGXは、環境配慮型の素材開発及び資源循環ビジネスに取り組むTBM社のCO2排出量見える化サービス「ScopeX」に当社グループが持つイベントプロデュースの独自ノウハウを組み込み改良し開発されたイベント算定専用のツールであり、独自の策定ルールに基づき運用していきます。
今回使用した排出原単位は、「GHGプロトコル」や環境省が策定した最新の「サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース(Ver.3.4)」をはじめとした複数の信頼できる基準(※)に基づいて構築したため、高い一貫性と信頼性を確保しています。さらに、定期的に排出原単位の見直しと更新を行い、最新の数値を利用したCO2排出量の算出結果をレポートとしてクライアントへ提供いたします。
※ 参考基準
- ・環境省/サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース(Ver.3.4)
- ・国立研究開発法人国立環境研究所/産業連関表による環境負荷原単位データブック(3EID)
- ・伊坪徳宏ら(2012)大規模展示会を対象としたライフサイクルCO2評価,日本LCA学会誌,8巻,p200-212
- ・環境省/会議・イベントにおけるカーボン・オフセットにおけるGHG算定にかかる考え方の整理
- ・環境省/会議・イベントにおける カーボン・オフセットの取組 のための手引き (Ver.1.0)
- ・カーボン・オフセットガイドラインVer.3.0M
- ・環境省/我が国におけるカーボン・オフセット のあり方について(指針) 第4版
- ・国土交通省/貨物輸送事業者に行わせる貨物の輸送に係るエネルギーの使用量の算定の方法
- ・資源エネルギー庁/省エネ法の手引き(荷主編)~令和4年度改正対応~
- ・日本ビルエネルギー総合管理技術協会/建築物エネルギー消費量調査46報
- ・国立研究開発法人国立環境研究所/産業連関表によるグローバルサプライチェーンを考慮した環境負荷原単位(2005年値)における『宿泊業』に関する排出係数
- ・国土交通省/運輸部門における二酸化炭素排出量(2021年度)
- ・JR東海サービスサイト:全区間別CO2排出量表(実績値は2022年度下期数値を使用)参考
- ・e-Stat/貨物地域流動調査・旅客地域流動調査2022年度,府県相互間輸送人員表
- ・国土交通省/運輸部門における二酸化炭素排出量,2.輸送量あたりの二酸化炭素の排出量
- ・森本京子ら(2012)都市内旅客交通手段の ライフサイクルCO2排出量比較,土木学会論文集D3,vol68,No.5,I285-I290,
EventGXの詳細、ご質問は
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アクションプラン
環境などの持続可能性に配慮した
会場を選ぶ
- エコマーク認定されている会場を選ぶ
- 環境に配慮された建材 (間伐材・廃材など)や設計が施された会場を選ぶ
- 再生可能エネルギーを積極的に利用している会場を選ぶ
- 節電・省エネ・節水などに配慮している会場を選ぶ
- フードロスを減らすための取り組みを行っている会場を選ぶ
- 徒歩・公共交通機関で移動できる会場を選ぶ
- シャトルバスでの開催地間移動などが不要な会場を選ぶ
木材や段ボールなど脱プラスチックに繋がる部材を活用した施工装飾を施す
- 森林認証を取得した木材を使用する
- 資源循環に貢献する木材を使用する
- 段ボールなど再生可能で通常廃棄できる素材を使用する
廃棄物が発生しない施工・装飾を
施す
- トラスやパラペットなどシステム部材などを使用する
- モジュール型のコンテナやトレーラーなどを使用する
- 配布物や表示物は、ウェブサイトやアプリ、デジタルサイネージなどを利用する
廃棄物や廃材を再利用したリサイクル素材を活用した施工・装飾を施す
- エコマーク認定された素材や部材、建材を使用する
- 廃棄木材や廃棄プラスチックから再生した循環型リサイクル建材を使用する
LED照明や自然エネルギーの活用など省エネルギーに繋がる施工・装飾を施す
- LED照明など消費電力を低減できる機材を使用する
- LED照明などを消費電力の低減に積極的な会場を選定する
- バイオマスや太陽光などの環境配慮型の発電機を積極的に利用する
スタッフを雇用する場合には持続可能性への配慮について教育を行う
- オールスタッフなどにおいての教育を徹底する
- マニュアルなどの書面に明記する
衣装・ノベルティ・名札・ストラップなど調達物品は持続可能性に配慮したものを選ぶ
- エコマークの適合商品などを選ぶ
- 再生紙・再生プラスチック・間伐材などを使用したものを選ぶ
- リサイクル性に配慮したものを選ぶ
名札・ストラップなどは回収し、 再利用を行う
- 名札・ストラップの回収箱の設置を行う
ペーパーレスを配慮した制作推進・会場運営を行う
- マニュアル・台本などを電子化し出力しない
- 会場での案内サインや告知物などを電子化し出力しない
- 出力時には再生紙やエコインク使用など環境に配慮された手段を取る
来場者・スタッフ・輸送事業者などイベント関連の移動・ 運搬において環境負荷の少ない手段を選ぶ
- 環境に配慮した車両 (低公害・低燃費) などを積極的に導入・利用する
- ゼロエミッション ビークルを積極的に導入・利用する
- 公共交通機関やレンタサイクル・徒歩などを積極的に利用・紹介する
食品 (生鮮・加工) は持続可能性に配慮したものを優先する
- 持続可能性に配慮した食品を調達する
- 農産物や水産物などは各種認証を受けた食品を取り入れる
- 地産地消の調達を依頼する
飲料水の提供は、持続可能性に配慮した方法で行う
- 給水ポットやウォーターサーバーで提供する
- ペットボトルの配布を減らす、 または環境負荷が少ないボトルを使用する
フードロスを減らすための
配慮をする
- 食品数量を調整するなどの工夫を行う
- 食べ残しを減らすことなどを呼びかけるアナウンスを入れる
使い捨ての食器・トレー・割り箸などについては使用を減らすための取組を行う
- プラスチック製のストロー・スプーン・フォーク・ペットボトル容器などの提供は控える
- 繰り返し使える金属・陶器・ガラス製の食器を活用する
- やむを得ず使用する場合は、 環境など持続可能性に配慮した紙製などで提供する
廃棄物の削減について方針や計画を策定する
- 組織として方針や計画などを定めている
- 3R (リデュース・リユース・リサイクル) などについて取組む内容を示す
- 廃棄物事業者は、 リサイクル率の高い業者を選択する
廃棄物削減などを実践する会場やホテル、飲食を優先して選ぶ
- 主催者が会場などから廃棄物削減などの情報を収集し、 情報に基づいて選定する
- 3Rに取組んでいる会場やホテルを選ぶ
リサイクルを促進するため分別ゴミ箱を設置している
- 燃えるごみ・燃えないごみ・資源などを分けた分別ゴミ箱を設置する