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プロジェクトストーリー 2026.05.13

サステナビリティ推進チームに、私がいる意味―サステナビリティ推進チーム 横山史穂

コーポレート室 サステナビリティ推進チーム / 横山史穂

  • #サステナビリティ
  • #テクノロジー活用
  • #働き方
  • #組織・カルチャー

2024年1月のサステナビリティ推進チーム発足を機に、ワークスタイル変革、女性活躍推進、働く環境のアップデートを軸にサステナビリティ推進の取り組みを進めているTOW。その中心となって活動する横山は、結婚・出産といったライフステージの変化を経て、「社員の仕事への熱意ややりがいと、長く活躍できる働きやすい環境をバランスよく両立させるのが、ここに私がいる意味」と語った。

PROFILE
横山史穂 Shiho Yokoyama
コーポレート室 サステナビリティ推進チーム

2024年1月のサステナビリティ推進チーム発足時から、ワークスタイル変革、女性活躍推進、働く環境のアップデートを推進。出産・育休を経て復帰後はAI活用推進などを担当。体験デザイン本部でのプロデューサー業務経験と、自身のライフステージの変化を踏まえながら、社員が長く活躍できる環境づくりに取り組んでいる。

やりがいと働きやすさの両立を実現するために

―― 横山さんが所属するサステナビリティ推進チームの多岐にわたる取り組み、一つずつ紹介していただけますか。

横山サステナビリティ推進チームができたのは2024年1月です。私は立ち上げ時のチームリーダーとして参加しました。このチームが最初に取り組んだのは、グループパーパスの「新しい時代の体験を創る」を軸に、「企業価値向上」と「社会への貢献」を柱とするTOWのサステナビリティ方針に基づき、実行すべき課題を明らかにするマテリアリティの特定でした。定めたマテリアリティは、「新しい時代の体験を創る多様な人材」「社会貢献・地球環境保護」「体験の将来性」「コンプライアンスの遵守」の4つです。

サステナビリティ推進チーム横山史穂

―― そこから具体的な施策に取り組んでいったわけですね?

横山私がこれまでに担当してきたことは、人的資本経営推進と環境配慮型イベントの推進、AI・テクノロジーの活用の取り組みです。人的資本経営で当時、私が主に担当していたのは女性や若手社員の活躍推進、労働時間削減などによるワークスタイル変革、働く環境のアップデートに取り組んできました。
当時はいい体験をつくるためには長時間労働もいとわない空気感もあり、社員がキャリアを継続しづらい課題もあったんです。

―― それはサステナブルではなかったと。

横山やはり、そういった環境のままだと、社員一人一人が長く安心して活躍することも難しいですし、結果的に会社としての持続的な成長も実現できません。取り組みを始めて最初に重要だと考えたのは、なぜワークスタイルの変革や労働時間削減がサステナビリティにつながるのか、全社員が共有できる意識づくりでした。そこで、外部の専門家を招いたセミナーを数多く実施しました。タイムマネジメントに関するセミナーやDE&Iや女性活躍に関する外部セミナー、無意識バイアスセミナーや管理職向けセミナーなどを行いました。

―― 具体的にはどのような取り組みを行ってきたのでしょうか?

横山チーム単位で働き方を定期的に話し合う機会を設けたり、各部門に労務管理を担う役職を設置するなど、現場に寄り添ったサポート体制を整えてきました。プロデューサーやプランナーなど現業経験のあるメンバーが、案件状況を理解しながら適切な働き方を支える仕組みづくりを進めました。その結果、労働時間は年々改善し、2024年9月には女性活躍の面では取り組み実施状況が優良な事業主として、「えるぼし」2つ星認定を取得することもできました。

―― 取り組みを通じて感じていることはありますか?

横山社員一人一人の意識が少しずつ変わってきている手応えはあります。一方で、TOWには“より良いものをつくりたい”という強い想いを持った社員も多く、そのやりがいも大切にしたいと思っています。だからこそ、仕事への熱量と、長く活躍できる働き方とのバランスをどう取っていくか。そこに向き合い続けることが、私たちの役割です。

―― 働く環境や環境配慮の面では、どのような取り組みを進めているのでしょうか?

横山コロナ禍を経て働き方が大きく変わる中で、オフィス改装やテレワーク環境の整備を進めてきました。特に、出社時のコミュニケーションを促進するため、ラウンジ空間の充実に力を入れており、「TOW食堂」のケータリングランチや朝食サービス、ミーティングブースやワークポッドの設置などを行っています。また、イベント領域でも「サステなイベントガイドライン」を導入し、再生素材や代替エネルギー活用を提案しています。さらに、CO2排出量を可視化するクラウドツール「EventGX」も導入し、クライアントへのレポート提供や削減提案につなげています。

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AIで実現する生産性向上と体験デザインのアップデート

―― 出産・育休を経験したのち、現在はどんなことを行っていますか?

横山2025年に復帰してからは、AIエージェントの業務活用推進を担当しています。休職前とは大きく異なる分野ですが、労働時間を抑えながら生産性を高めていくうえで、AI活用は今後ますます重要になると感じています。同時に、AIやテクノロジーには、TOWが長年大切にしてきた体験デザインをさらに進化させる可能性もあると思っています。
TOWでは、私が育休に入っていた時期も含め、ここ数年で全社的にAI活用を進めてきました。社員向け研修の実施や各種AIツールの導入を通じて、現在では多くの社員が日常業務でAIを活用しています。今後はAIエージェントの導入によって、その活用をさらに加速させていく段階です。
私自身も、現業時代にデジタルプロデューサーとして培った経験を活かしながら、AIを活用したワークフロー変革や業務品質向上に取り組んでいます。業務効率化だけでなく、体験デザインの質向上にもつなげながら、社員の声を取り入れて進化させていきたいと考えています。

数年前に感じたモヤモヤを、いっしょに吹き飛ばすために

―― 横山さんご自身は、どのようなキャリアを歩んできたのでしょうか?

横山小規模の映像制作会社を経て、2019年にTOWへ入社しました。体験デザイン本部で、デジタルプロモーション映像制作やWebサイト制作、SNS運用などを担当し、IPプロデューサーとして経験を積んできました。
一方で、ライフステージの変化を迎える中で、現業との両立に難しさを感じる場面もありました。イベントやプロモーションの現場は、どうしても業務量やスケジュールの波が大きく、当時は働き方や今後のキャリアについて悩むことも多かったです。実際に、転職を考えた時期もありましたが、上長へ相談したことをきっかけに、働き方を見直してもらい、「この会社でも働き続けられるかもしれない」と感じるようになりました。
そうした経験もあって、2023年頃から女性活躍推進やサステナビリティ推進の取り組みに関わるようになり、最初は“新しい挑戦”という感覚でしたが、外部の方々と接する中で、働き方やサステナビリティに向き合いながらキャリアを築いている方々を見て、自分自身にとっても大きな学びを得ることができました。​

―― 現在の活動には、ご自身の経験もつながっているのですね。

横山そうですね。自分自身が悩んだ経験があるからこそ、ライフステージの変化があっても、社員が安心して働き続けられる環境づくりには意味があると感じています。もちろん簡単なことではありませんし、まだ道半ばですが、​「辞める」だけではなく、まずは周囲に相談できる環境をつくること、その選択肢を増やしていくことは大切だと思っています。私自身の経験も活かしながら、これからもそうした組織づくりに関わっていきたいです。

photo: 佐藤 大輔
Interview&Text: 田村 十七男/TOW

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